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第132回 猫に学ぶビジネス哲学

にゃぶろうは自分用のベッドを持っていて、秋・冬はベッドで過ごす。

今年は涼しくなったのになかなかベッドで眠らないなぁと思っていたが、

大事なことを忘れていた。お気に入りのブランケットをベッドに移動させて

敷いてあげるとすぐにベッドに登って眠り始めた。

 


猫のことを知っていると、猫が喜ぶことを提供することが出来るが、商売では、

顧客のことを知っていると、その顧客が喜ぶモノやコトを提供できる。

 

人々の生活様式が大きく変わった今年は改めて顧客のことを知る必要がある。

今日は「顧客を知る」ということを考えたい。

 

顧客のことを知るための活動を一般的にマーケティングと呼ぶが、中でも自社の

商品やサービスが、どのような人たちに特に必要とされているか、相性が良いかを

特定するために、顧客を分類する「セグメンテーション」は大切。

 


顧客を分類するための要素として使われるものはたくさんあるが、

主なものは大きく3つ。

 

1国や地域などの地理的なもの、

 

2年令や性別、職業、家族構成などの人口的なもの、

 

3性格や価値観、好みなどの心理的なもの。

 

これらの要素から見えてくる人の姿を具体的にイメージすると売り方も

商品サービスの開発もどのようなアプローチをとればよいが見えてくる。

 

更には、眼鏡を視力が悪くなくてもパソコンを長時間使う職種の人向けに

ブルーライトをカットできる眼鏡を売るというような顧客の定義そのものを

問い直すことも可能となる。

 

また、顧客のことを知る上で大切な要素はもう一つある。

 

商品やサービスを買う意思決定に大きな影響を与える立場の人は誰か?ということ。

決める立場の人だけでなく、その人が誰の意見を重要視しているか

(ITツールの導入はIT担当者等)というところまで知ることができれば、

その意見までを想像した商品展開やセールストークも対策できるようになるだろう。