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第127回 猫に学ぶビジネス哲学

先日、セールで買ったロボット掃除機が届き、にゃぶろうの天下だったわが家に

激震が走った。

 

にゃぶろうは掃除機が稼働すると、遠巻きに眺め、掃除機が近づくると、とうとう逃げ
出してしまった。やはり盛者必衰、驕れる者久しからず。これが世の常なのだろうか。

 

 


一方で、調査によると、世界の長寿企業の数は日本が最も多い。

 

世界の創業100年以上の企業のうち日本企業が占める割合は約4割。

200年以上企業になると6割超を占めるのだという。

時代を超えて生き残るヒントが日本の老舗企業にありそうだ。

 

 

今日は、日本三大商人と呼ばれ、日本の老舗企業の源流の一つでもある

近江商人の経営哲学を学んでみたい。

 

近江商人の商売の心得として最もよく知られる「三方良し」という言葉がある。

 

これは売り手と買い手が満足し、社会の役にも立つのが良い商売であるという考え。

全国に行商をしてまわった近江商人はこの心得を守ることで各地で信頼を得ていった。

 

また、近江商人には「商売十訓」という教えもある。

10個すべてをご紹介することはできないが、現代の商売を考えるときにも

大きな気づきをもたらしてくれる。今日は2つ紹介する。

 

 

○資金の少きを憂うなかれ、信用の足らざるを憂うべし

 

 

→資金力より大切な財産は、信用や信頼である。

普段から一つ一つの物事をきっちりとこ

なしていくことが信用信頼を積み重ねるためには大切です。

 

 

 

○無理に売るな、客の好むものも売るな、客の為になるものを売れ

 

→売れそうなものよりも、結果的に、お客様が幸せになるものを売りましょう。

 

 

近江商人の「商売十訓」、時代を超えて現代を生きる私達にとっても大切なことを教えても
らえたように感じました。おすすめです。