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第126回 猫に学ぶビジネス哲学

2つの台風が通り過ぎた先週。実は、色んな締切に追われ、原稿3本と資料1本を作成。

文字通り嵐のような一週間だったが、そんな仕事の嵐の最中、私の心の中とは真逆の

静かな時が流れているにゃぶろうの表情を見ていると、私も心の平安を保たねば

と思うのだった。

 


「忙」という漢字は、そのつくりから「心を亡くす」と説明される。

 

忙しいときこそ、自分自身の意識をしっかりと保っていないと、

予想もしないようなことに足元をすくわれてしまうことがあるように思う。

 

 

今日は、自分自身の保ち方について考えてみたい。

 

今日は、とある方に授かった教えをご紹介する。

 

余裕がないと感じる時、次の2つの状態の
いずれかに陥っていないかを意識しなさいと教えていただいた。

 

 

1、頭で考えてばかりで行き詰まって、行動に移せていない

2、闇雲に動いてばかりで、考えていない(考える体力が残っていない)

 

 

 

この教えを意識するようになってから、心と身体は独立したものではなく、繋がっているの
だということを改めて実感した。人間のつくりは似たようなものだが、自分自身の「今」の
状態は、自分自身にしか把握できない。自身をより注意深く観察することを意識したい。

 

例えば、身体の状態について、巷で流行っている健康法に興味を持つことは良いことだが、
その健康法が、本当に自分自身に合っている方法かどうかは、自身の身体の反応を注意深く
観察して冷静に判断する必要がある。また、心の動きも注意深く観察したい。剣道には、驚
懼疑惑(きょうくぎわく)という言葉がある。これは、相手と対峙した時に起こる心の動揺
を表した言葉。心の動揺は誰にでも起こるものだと悟れたら、その心理状態に飲み込まれず
に自身の状態を把握できて冷静に対処できることが増えるようだ。心がけたい。