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第125回 猫に学ぶビジネス哲学

台風が過ぎた。にゃぶろうは、タライのような形のすっぽり身体が収まる爪とぎの中で

丸くなって台風をやり過ごした。このタライ型爪とぎには本当に強い台風でないと入らない。
ちなみに前回入ったのは2年前の台風24号で、沖縄で大きな被害が出た台風だった。

 


にゃぶろうには、見の危険を感じたらここで過ごすという場所が決まっているが、皆さんに
は「こんな時にはここ!」と決めている場所はあるだろうか?私の場合、仕事のアイディア
が思い浮かぶ場所は大体決まっていて、シャワー中か車の運転中。今日はアイディアが浮か
ぶ場所について考えてみたい。


まず紹介するのは「創造性の4B」という言葉。

 

これは、バスルーム(風呂)、バス(乗物移動)、ベッド(布団)、バー(酒場)の頭文字をとったもの。

これらの場所では良いアイディアが生まれやすいと言われている。

 

この言葉は、スウェーデンのアイディア発想法としてとある書籍で紹介されていたが、

中国にも似たような意味の言葉がある。中国の北宋時代、欧陽脩(おうようしゅう)は、

ひらめきが生まれやすい場所を三上(さんじょう)という言葉で表現した。

 

馬上(馬に乗っている)・枕上(布団に横になっている)・厠上(トイレに居る時)。

人間は、リラックスできる場所でアイディアが浮かぶことが多いようだ。

 

また、人によってアイディアが浮かぶ場所には個人差があるように思う。私は風呂か移動中。


とてもいい製品を開発する発明家で技術者である知人は、寝ている間に浮かぶので、

起きてすぐにメモできるよう、常に枕元に紙とペンを置いているのだそう。

 

今までの経験を振り返って、ここでひらめいていたという場所を突き止めることができれば、
意識してひらめきやすい環境に自分自身を置くことが出来るのではないだろうか。

 

ちなみに、ビル・ゲイツやジェフ・ベゾスは、皿洗い中にアイディアが浮かぶのだそうです。