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第124回 猫に学ぶビジネス哲学

ドライフードの銘柄を変えてからもうすぐ1年。先日、家で焼魚を焼いたら、珍しくにゃぶ
ろうが食卓へ登ってきた。また味に飽きたかと思ったが、翌日以降も同じドライフードを完
食してくれる。ちなみにこのフード、以前の銘柄より値段が安く家計的にも助かっている。

 


ところで、値段といえば昨年、価格戦略を考えようというテーマで、値下げの前に、

商品の価値が伝わっているか点検しましょうという話をした。

 

とはいえ、値下げは世の中的には、よくある出来事。値下げを余儀なくされることもある。

今日は値下げについて考えてみたい。

 

まずは、値下げが起こる理由にはどのような場合があるか改めて知っておきたい。

 

1世の中に出回っている商品の数量が多い:手に入りやすい・もう持っているなどの理由で
売れるペースが伸びず、商品の在庫が溜まってしまうと、値下げして売れる数を増やし、

売上を少しでも積み上げることを優先してしまう。

 

2競争が激しい:同じような特徴の商品で差別化が難しい場合や、異なる系列のスーパーで
同じ商品を取扱っている場合など競争が激しいと、値引き合戦に繋がりやすい。

 

3販売目標の設定が高すぎる:売れる数量を売り手の都合で、希望的な観測も含んで多く

見積もりすぎた場合などは、目標達成のために値下げをするということが起こりやすいし、

値下げしたことによって利益率が下がると、数を売って売上を確保しようという力が働きやす
くなる。よって、さらに値下げが進みやすくなる。

 

値下げは避けたいが、それでも値下げが必要だと判断した場合、気をつけておきたいことが
ある。それは、価格を元の金額に戻せる工夫をしておくこと。

 

 

具体的には「数量限定」「期間限定」「店舗限定」の打ち出しをして、情報を確実に伝える。

周年祭や決算セールなどは「限定」であることを伝える一例。

伝えるべき情報を確実に伝えることが何より大切です。