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第122回 猫に学ぶビジネス哲学

仕事で原稿を書いたり、資料を作ったりするが、いまいち気分が乗らない時がある。そんな
時、視界の端ににゃぶろうの姿が見えると、一緒に遊んだり、毛皮をモフモフしたり思わず
現実逃避、いや気分転換に走ることがある。まるでテスト勉強から逃避する学生時代のよう。

 


やるべきことがあるのに気が散る場面もよくあると思うが、現在は、感染症の拡大防止など
平時とは違う環境下で、思うような動きができず、目標に近づけないという状況にある方も
多くいらっしゃるだろう。こうした状況で、私達はどう心の葛藤に対処すれば良いのだろう
か。今日は、目標達成とその歩み方、心の焦りとの付き合い方について考えてみたい。

 


まっすぐに目標達成に向かうことができない時、マインドセット(物事の見方や考え方)を、
旅をしているかのようなマインドセットをするとよい。

 

これはスタンフォード大学のファン氏らが提唱しているもので、旅では、目的地への到着だけ

が大切なのではなく、途中過程も大切であることはご理解いただけるだろう。旅では、道に

迷ったり失敗したりすることもあるが、それによって偶然の出会いを得て、最終的な旅の

満足度は上がることもある。旅の成功は、途中過程を経験したからこそ得られる。目的地や

目標達成だけに集中する思考では、問題が解決されず目的地に到達できないとき、全ての希望

が失われたと感じてしまうという。

 

では、旅のマインドセットをどのように獲得すればよいか。ファン氏らは、瞑想をしたり、
自分の考えや目標、感情を定期的に書き出すことを勧めている。これは、個人の進歩を目に
見える形に残すことで、途中の小さな成果を評価することができ、希望を失う可能性がある
人の心を維持することに役立つのだそう。

 

普段、車で通っている道を歩いてみると、色んな発見がありますね。目標達成にこだわりす
ぎて焦っている時こそ、目の前の一歩一歩に着目する。そんな視点の変換も大切なようです。