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第121回 猫に学ぶビジネス哲学

にゃぶろう推定6歳。ふと人間の年齢で換算するとどのくらいかと思い調べてみた。

偶然にも私とおなじ40歳であった。

 


これまでの半生、前半3年間は、野良猫として厳しい環境を生き抜き、後半は、猫社員とし
て警備の傍ら会議に参加したり、毎週ラジオで話題にされたりと変化の多い猫生を生きる。


不確実で未来の予測が難しい時代。参考になるのは、変化の大きい環境で生き残ってきた人
たちだろう。ゼロから事業を立ち上げ、成功を収めてきた起業家たちから学ぶことは多いと
思う。今日は、変化の時代の生き残り方について考えたい。

 


エフェクチュエーションという、起業家的な問題解決の考え方を紹介する。不確実で未来が
予測できないような局面では、最初にゴールを設定して行動することは不可能だという前提
に立って「今ある手段から新しい可能性を作り上げていく」アプローチのこと。

 

エフェクチュエーションは5つの要素から構成される。

 

①手の中の鳥の原則:すでにある方法を使って新しい何かを作る
②許容可能な損失の原則:仮に損失が出ても致命傷とならない金額を決めておく
③クレイジーキルトの法則:人との繋がりの中でできることから物事を進めていく
④レモネードの原則:偶然の出来事を活用して新たな活路を見出す
⑤飛行機の中のパイロットの原則:不測の事態に備えてコントロール可能な領域に集中し
て環境の変化に臨機応変に行動する。

 

①〜④番目に紹介した原則は、夢物語を語っているわけではなく「できることから着実にや
る」という考え方に基づいたものだと思う。

 

これが⑤番目の原則でいうコントロール可能な領域(できること)に集中するという意味。

出来ることを着実に実行して生き残りましょう。