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泡盛王子・仙波晃さん

毎週火曜日にお届けしています"Finer"

 

志を持って頑張っている方、

誰かにfine!を届けようと活動している方、

いわゆる「ファイナー」をご紹介しています。

 

今回のFinerは、泡盛王子の仙波晃(せんば あきら)さんです。

 

 

 

 

松田礼那)仙波さんは泡盛王子なんですよね!?

 

仙波晃さん)はい!お客様に「泡盛王子」と呼んで頂いたのがきっかけです。

今は自ら「泡盛王子」と名乗って、泡盛の素晴らしさを広げる活動をさせて頂いています。

愛媛出身の、しかもあまりお酒に強くない僕だからこそ伝えられる泡盛の魅力があると思っています。

 

松田)仙波さんは、愛媛のご出身なんですね!?

 

仙波さん)はい!以前は泡盛ともお酒とも全く関係ない業種で、サラリーマンとして働いていました。

そして、サラリーマンとしての最初の転勤先が、那覇だったんですが・・この時点では、まだ泡盛の魅力には気づいていませんでした。

 

泡盛の魅力に気づいたのは、那覇から福岡に転勤になった時。

沖縄県外でのほうがむしろ「君、沖縄にいたんだろう!なら、注文は泡盛だな!」と

お酒の席で「泡盛」を周りの人に勧められる事が増えました。

 

ただ実は僕・・お酒があまり飲めないんです。

そこで「酔えない僕でも楽しめる、泡盛の楽しみ方はないだろうか。」

「あまり飲めなくても、お酒の席を盛り上げる方法はないだろうか。」と気になり始めました。

 

また同じ時期に、沖縄の泡盛バーの方に「うちに来ないか?」と誘って頂いた事もあり、

益々泡盛の事が気になり始めて、沖縄の蔵元さんやメーカーさんに自ら出向いて、泡盛のお話を聞くようになりました。

 

そして、泡盛の魅力にはまっていったんです!

 

 

 

 

松田)その仙波さんがはまっていった、「泡盛の魅力」ってなんでしょう?

 

仙波さん)1つは、「人が関わることで生まれ、戦争も乗り越えて残って来たお酒」という点です。

 

お酒には、醸造酒と蒸留酒があります。

醸造酒は日本酒・ワインなどが挙げられますが、そこは菌の世界。

最悪、人間の力はなくても出来るお酒です。

 

一方、蒸留酒は、火を起こして、お酒を焼かないと、出来ません。

泡盛は、日本初の蒸留酒ですが、

「火をおこす」という人間にしかできない工程がそこにはある・・・という事は、

泡盛1本1本に人が関係している!という事です。

 

1本1本に、人の思い、メッセージ、歴史・文化がこもっていて、それが600年続いている!

それが魅力的だし、ロマンがあると感じています。

 

 

もう1つは「ラベル・銘柄、1つ1つに意味がある」という点です。

沖縄のスーパーに行けば、沢山の銘柄の泡盛が並んでいますが、

その1つ1つに意味があります。

 

自分の子供の名前に「強い子になってほしい」「優しい子になってほしい」というメッセージを込めるように、泡盛のラベル・銘柄にも意味があるんです!

 

 

 

 

松田)ラベル・銘柄の意味ですか!?とっても気になります!

良ければ1つ具体例を出して教えて頂けますか??

 

仙波さん)んん~そうですね・・例えば「春雨」という泡盛があります。

春雨スープの春雨ではありませんよ!?(笑)

そこには深い意味が込められています。

 

「春雨」を作っている蔵元が創業したのは1946年。戦後1年後の事でした。

その時、創業者の方が何を見たのか・・と想像すると、きっと焼け野原の那覇を見たはずです。

 

そんな中、創業者は「春」という文字に「希望」を託しました。

春は芽が出て花が咲く季節ですからでね。

 

一方「雨」という文字には「恵み」という意味を込めました。

芽が出ても、雨が降らないと、その芽は育ちませんから「恵みの雨」です。

 

そして「春=希望」「雨=恵」と思いを込めて、並べる事で

今はまだ小さな希望だけれど、その希望が大きく育ち、

いつしか那覇にも平和な時代がやって来ますように・・と「平和」を願ったんです。

 

そんな風に泡盛の銘柄・ラベルには1つ1つに全てに意味があります。

 

 

松田)すごく、素敵なエピソードですね!鳥肌が立つほど感動しました!

もっともっと他の銘柄のお話も聞きたくなりました!

 

仙波さん)ありがとうございます!僕もまだまだ語りたいです!!

ただ今回はこのぐらいで・・・もっと知りたい方は、僕が勤めているバー「泡盛倉庫」に是非遊びに来てください!

 

僕は泡盛の作り手ではないんですが、「君が作ったの!?」と言われるぐらい、熱く・丁寧に1つ1つの泡盛の説明をさせて頂いています!

 

松田)きっと、仙波さんのお話を聞いて飲む泡盛は、2倍も3杯も美味しく感じると思います!

 

 

 

 

松田)仙波さんは「泡盛サングリア」というものをつくれる、ワークショップも開催されている・・と聞いたんですが・・??

 

仙波さん)はい!沖縄のサングリアという事で、季節の野菜・果物を使ったサングリアづくりのワークショップを開催しています。

ゴーヤーやドラゴンフルーツなど様々なものを入れて作っています。

 

無色透明の泡盛のおかげで、見た目も綺麗です

また味も出やすく1週間以内・・入れる果物・野菜によっては3日~4日で出来ます!

 

古酒づくりは5年~7年と時間が必要ですが、この泡盛サングリアは3日~4日です!

このサングリアを通して「お酒を育てる」という事にも興味をもって頂けたらと思います。

 

松田)泡盛サングリアと言い、先ほどご紹介頂いた泡盛1つ1つに込められた作り手さんの熱い思いと言い、仙波さんのお話を伺っていると、泡盛のイメージが変わります!

 

仙波さん)ありがとうございます!僕は「泡盛」という文化を守るだけではなく、育てて、次の世代にも泡盛の素晴らしさを伝えていきたい・・と思っています。

「泡盛=すごく強いお酒、酔わないと飲めない」そんなイメージを変えていきたいです!

 

 

 

 

 

 

 

 

<泡盛サングリアワークショップ>

 

毎月1度、南風原の「ゆいまーる沖縄本店」さんで、開催されています。

 

9月の開催は、9月26日水曜日 AM10:00~12:00

 

料金:3000円

場所:ゆいまーる沖縄 (南風原町宮平652)

 

参加のお申込み、お問合せは「ゆいまーる沖縄」さんに?

電話番号:098-882-6995

営業:月~水 金~日 11時~18時

 

 

 

 

 

 

 

<仙波さんがいらっしゃるバー「泡盛倉庫」の情報>

 

営業日:月~土曜日 18時00分~23時00分(ラストオーダー)

定休日:日曜日

 

会員制のバーですが、お電話してから伺えば「体験」で泡盛を楽しめるそうです!

「泡盛について知りたい方は、会員の方でなくても、大歓迎です!」と仙波さん仰っていたので、

是非行ってみて下さい!!

 

会員の方が優先ですので、お電話してから、行ってくださいね♪

 

電話番号:098-869-0808

 

テーブルチャージ2000円、泡盛は原価で1杯数十円・・なので、

お酒だけ楽しむ場合は予算3000円~で十分楽しめるそうです。

 

お店のHP⇒http://awamorisouko.jp/