皆さんお忘れかもしれないが、にゃぶろうは私の会社の猫社員。
ドアや窓が閉まっていると「見回りの時間だから開けてほしい」とアピールし、
外を歩く不審な人や動物にしっかり吠えている。
定期的に巡回して社内に異常がないか確認もしており、勤務態度は良好と評価。
弊社の猫社員は、仕事ぶりから正当な評価と信頼を得た。仕事で正当な評価を得るためには、
仕事ぶりや生み出している価値が、相手に伝わる必要がある。皆さんの商売では、提供して
いる商品が生み出している価値は、お客様に伝わっているでしょうか。価値を伝えることは
評価を得るために共通して重要なこと。今日は、価値を伝えることについて考えてみたい。
まず明らかにしておくべきは、伝えるべき「価値」は誰にとっての価値なのか?ということ。
答えは、お客様にとっての価値。商品やサービスを選ぶのはお客様。
お客様が商品を通じてどんな恩恵(いい効果)を得られるかが、お客様が商品を選ぶポイントになる。
では、商品を作る側は、お客様にとっての価値をどう把握すればよいだろうか。
変化が大きく時代の動きも早い現在は、売り手だけで考えるよりも、ある程度の形ができたら
お客様の反応を得ながら、改善を繰り返していく姿勢が求められる。
ただし、改善を繰り返すことが前提の時代でもあるので、改善のための資金や労力なども、
あらかじめ見込んでおいて余力を残しておくことも経営のリスク管理の面で重要。
伝えるべき価値は、目に見える、聴いてイメージできるなど、わかり易いほど、多くの人に
届き易い。押入に入れる除湿剤は、吸い取った湿気が容器内に溜まっていくのが目で見てわ
かるし、大ヒットした掃除機は、本体部分が透明になっていてゴミを吸い取る様子が見て
わかることで話題となり、大ヒットした。価値の伝え方、今一度見直す機会となれば幸いです。