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第116回 猫に学ぶビジネス哲学

先週、エビのけりぐるみで遊んでいたにゃぶろう、今週はいつもの釣り竿で遊ぶ、

ついでにエビで遊ぶという感じ。追いかけっこも相変わらず好き。

遊びの幅が広がったのは良いこと。

 

 

余談だが、熊の生態研究によると、よく遊ぶ熊は長生きする傾向にあるのだそう。

 


長生きの理由は「遊びが変化への対応力を磨くから」だと分析されている。

変化への対応力が必要なのは人間も同じ。今日は遊びの効果について考えてみたい。

 


人間にとって、遊びはどのような意味を持つか。

 

 

精神科医のスチュアート・ブラウン氏の研究によると、遊びには人間にとって

プラスの効果が多く見られた。体の健康化、人間関係改善、頭が良くなり、

イノベーションが起こしやすくなった。。

 

では、遊びと、いわゆる仕事や作業の違いとは何だろうか。

 

 

アメリカの企業経営者でスタンフォード大学でも教鞭をとるグレッグ・マキューン氏は、

遊びとは、それ自体を目的とした行動であると定義している。

 

何かのためではなく、遊びたいから遊ぶのだという。

 

さらに氏は、仕事において一見無駄に見える「遊び」が必要な理由を3つ挙げている。

 

1、視野や選択肢が広がる、

 

2、ストレス軽減

 

3、脳の高度な機能の活性化(計画、優先順位付け、予測、決断、分析など)。

 

これは遊ばない人生は仕事人にとって勿体ないと言えそうだ。

 

一方で、現代を生きる私達にとって気になる指摘がある。

遊び学の研究者である東京学芸大学の松田教授による気になる指摘がある。

今の子供達は、遊びや興味があることに対してでさえ、情報が優先しているという指摘。

これは大人にも当てはまる指摘だろう。目的を意識するあまり、情報集めに走り、

本来の無心で遊ぶという行為からかけ離れてしまっているケースも有るようだ。

 

 

仕事の為に遊ぶときは、目的を考えすぎないことも大切なようです。