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Pick Up Program / ピックアッププログラム

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第111回 猫に学ぶビジネス哲学

にゃぶろうはInstagramで2000人を超えるフォロワーに向けて日常を綴っている。

 

人気ハッシュタグで人気投稿に選ばれることもあり飼い主は嬉しい。

架空のネタだが「握手会開催中」という投稿では

「〇〇県から来ました。いつも応援しています」等、コメントを沢山頂いた。

 

 


遠く離れた人が参加するという現象は、オンライン上の集客や購入の

ヒントになるかもしれない。

 

今日は新時代の集客や購入に繋がる新たなマーケティング戦略について考えてみたい。

 

マーケティングでは、重視すべき4つのポイントをまとめた4P戦略や4C戦略というものが
あるが、近年は、4E戦略という考え方が台頭している。比較すると、とてもわかり易い違い
がある。それは、重要視される視点が「売り手視点」から「買い手視点」に移行したこと。
具体的に重視されるポイントがどう移行したか、幾つかピックアップして紹介する。

 

1商品の良し悪し → 商品を通じてどのような体験ができるか
2売り手がいかに商品の特徴を説明するか → 買い手が商品について何を語るか
3どこで売るか → どこでも活用(オンラインとオフラインをいかにつなぐかなど)
4価格をどうつけるか → カーシェアや定額制の音楽ストリーミングなど、価値交換に着目

 

消費者が商品を知って購入に至るまでの経緯(カスタマージャーニー)は、以前は、購入し
てもらったらゴールという考え方が主流だった。現在では「消費者が商品を知り、買って、
誰かに薦める」というサイクルが回り続ければ商品は売れ続けるという考え方に移行した。
このサイクルで重要なのは、消費者が何を語るかである。そのため、例えば、消費者に何を
語ってもらうかをテーマに様々な仕掛けを考える。売り手が考える商品の良さという視点か
ら離れて、消費者が何が良くて買ってくれているか理由を明らかにする取組も必要だろう。