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第108回猫に学ぶビジネス哲学

昨日、5月5日はにゃぶろう6歳の誕生日。毎年恒例の誕生日の写真撮影に
つきあってもらった。今年は最近少し退屈な日々を過ごしていたせいか、興味を持ってくれた。

 


退屈といえば、stay home中の過ごし方。普段はなかなか作れない時間ができたと、
予てからやりたかったことに挑戦した人もいれば、時間を持て余してしまっている人も
いるようだ。退屈な時間が、人にとって耐え難い時間であることがわかる実験がある。

 

何もない部屋で15分間考え事をさせられた人たちに、もう一度同じ時間を過ごしてもらう。

その際、電気ショックであれば、自分自身に対して使って良いですよと提案される。

 

退屈に耐えかねて、実際に自らに電気ショックを使った人は、男性で全体の3分の2、

女性で全体の4分の1に上ったのだという。こんなにも人に避けられている退屈だが、

実はいい事もある。セントラル・ランカシャー大学の研究。3つのグループにポリ製の

コップの使い途を回答してもらうという実験。

 

グループ1:すぐに使い途を回答してもらう。

 

グループ2:電話帳から番号を書き写すという退屈な単純作業を15分。

 

グループ3:電話番号を黙読するという最も退屈な作業を15分。

 

コップの使いみちの回答が最も創造的だったのが最も退屈な作業をしたグループ3、

最も低かったのは退屈な時間ゼロで回答をさせたグループ1だったのだという。

 

退屈な時間が、その後の創造性の向上に役立っているのではないかということが示唆された。
退屈な時間は必ずしも悪いことばかりではないのかもしれないではない。退屈な時間の後に、
創造的な時間を過ごすように予定を組み込んでみると、今までに思いつかなかったような発
想が得られるかもしれません。