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第106回 猫に学ぶビジネス哲学

沖縄県でも新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言が出された。

私達は緊迫する状況の中、何とか生き残って行かねばならない。

何か役に立てないかと思い、事業者の皆さんが活用できる施策について

先日ブログを公開した。ブログには当然(!)にゃぶろうが登場します。

 


施策内容の中心は、資金繰り等、現状をなんとか凌ぐための内容が中心。ただ、この危機は
必ず収まる時がやってくる。この時期を、先を見据えた準備期間としても使いたい。世界は、
この短期間で急速にオンライン化が進むなど大きく変化した。こうした変化も踏まえながら、
私達も柔軟に未来へ向かい変化を遂げていくことが必要となるだろう。


新時代に対応したプランを練って、実行に移す場面を想像してほしい。練り上げた本人はさ
ておき、メンバーや関係者は、新しいことをやる理由や意味(誰のためにやるか、何のため
にやるか)を理解していなければ、共感や納得をして、自覚や使命感を持って、共に進むこ
とはできないだろう。現在のような、時代の大きな転換点にあって、新しいことをやるとい
う状況では尚更だ。そんな時、センスメイキング理論が助けになる。

 

センスメイキングはミシガン大学の組織心理学者カール・ワイクが提唱。日本語では「納得」
「腹落ち」という言葉で訳される。不確実な時代・状況の中で人が納得・共感するのは「正
しい分析内容を伝えること」よりも「やるべきことに大きな方向付けと意味づけをすること」
だという考え方。伝え方は、ストーリーテリングが有効と言われる。事実をただ提示するの
ではなく、物語として伝える。スティーブ・ジョブズ氏や豊田章男氏の米国の大学卒業式で
の祝辞は素晴らしい事例として度々紹介されている。

 

新たな時代の次の一手を打つために、名経営者と呼ばれる人たちのストーリーテリングに

触れてみてはいかがでしょうか。