MENU

Pick Up Program / ピックアッププログラム

番組一覧はこちら
Logo

ブログ

第98回 猫に学ぶビジネス哲学

昼寝明けのにゃぶろうがいつもやるのがストレッチ。前足を揃えて

お尻を高く上げて伸びのポーズ。後ろ足は片方ずつ真後ろに伸ばし

ながらストレッチ。1日に何度もやっている。これが猫にとっての

しなやかな身体づくりと、集中力を高めて獲物をものにするコツなのかも。

 

 

人は仕事や勉強で長時間作業を続けねなければならないこともある。

そんなときに、ストレッチしたり散歩をしたりして気分を切り替えた

経験がある人も多いだろう。

 

今日は、集中力の高め方について考えてみたい。
まず、集中力を保つためには、休憩を取ることが必要。

全く休憩を取らない場合に比べ、休めば集中力が高まることが

様々な研究によって明らかとなっている。

 

しかし、忙しいと長時間の休憩は難しいし、休みすぎると作業に戻るのが

億劫になることも。そんなときにおすすめの休憩方法は、短時間で集中力を

回復させるマイクロブレイクと呼ばれる休憩方法。

 

マイクロブレイクに関するメルボルン大学の研究がある。

パソコン画面を見続けながら作業をしている人達に「花が咲き緑豊かなビルの屋上」

の写真を40秒間見せたところ「コンクリートだけの屋上」の写真を見せられた人達に

比べて作業のミスが大幅に減った。わずか40秒間であっても緑を目にすることで

人間の注意力は回復する。冒頭で話したストレッチも集中力の回復に適している

とされている。長寿科学振興財団によると、ストレッチの際に意識しておくとよいのは

「呼吸を止めない(血圧変動を防ぐ)」「反動をつけない(柔軟性を保つ)」

「ストレッチしている筋を意識する(身体が神経と筋の調和を図ってくれる)」などの点。

忙しいときほど休憩方法を工夫して集中力を保つようにしたい。