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第91回 猫に学ぶビジネス哲学

年末年始、いつもよりにゃぶろうと一緒に過ごす時間が多かったが、

本当によく寝ている。昼間は陽だまりで昼寝、夜は毛布の上でぬくぬくと眠る。

1日の半分から3分の2を寝て過ごす猫の生態を改めて目のあたりにして、

人間の私は今年も頑張って働くことを誓った。

 


私たちは、1日の約4分の3の時間を起きて過ごしているが、仕事や家事に費やす割が多く、
自由時間はある程度限られる。今日は、時間の使い方と幸福度の関係について考えてみたい。
オランダで、過去24時間の時間の使い方を調査したところ、富裕層と一般層では、自由時間
の使い方に違いが見られることがわかった(他の時間の使い方に大きな差は見られなかった)。
この調査では自由時間を2つの過ごし方に区分した。1受け身で過ごす時間(テレビを見る、
休養する、リラックスする等)と、2活動的な時間(祈り、人と会う、運動、趣味、ボラン
ティア等)。富裕層は1と2に同じくらいの時間をかけていたが、一般層は、受け身で過ご
す時間が活動的な時間の約2倍と、受け身で過ごす時間が多い傾向にあった。


富裕層の方が一般層よりも幸福度が高いという結果も出ており、これらの研究結果からは、
活動的に過ごすことによって得られた豊かな経験が、高い幸福度に関係しているのではない
かと分析された。また、仕事へのスタンスが自律的である人ほど幸福度が高いという結果も
あり、人は、自由時間も仕事の時間も積極的な関わりを持った経験によって幸福度を感じる
ということが言えそうだ。

 

1年のスタートの時期、これまでの時間の使い方を振り返って、これからの工夫の材料にし
ていきたいと思った。皆さんにも良い振り返りの機会となれば幸いです。