「観察眼を磨こう」
毎週⽔曜⽇お届けしています「猫に学ぶビジネス哲学」
この時間は、猫をこよなく愛する経営コンサルタント
堀家盛司さんが、愛猫のにゃぶろうからビジネス哲学を紐解きます。
では早速、堀家さん、今⽇の猫からの学びをお願いします。
「観察眼を磨こう」
猫は、毎⽇⼀度は、⾃分の縄張りの中を
パトロールすると⾔われています。
にゃぶろうも野良猫時代も、家暮らしとなった今も
パトロールを欠かしません。猫は縄張りを守ることが
⽣存に繋がるので、縄張りの中の細かい変化にも
気がつくと⾔われている。
動物的カンと⾔われる通り、動物は、⼈間よりも
鋭いカンを持っていると⾔われたりします。
猫にとって、そのカンを磨く⽅法の⼀つが、
縄張りのパトロールなのかもしれません。
ところで、猫のパトロールのように同じ場所を
定期的に観察することで、変化を⾒極めたり、
将来を予測する技術のことをビジネスの世界では
「定点観察」と呼び、⽇々活⽤されている。
⼀般的に、お店の商品の陳列では、
商品が⽬に付きやすく⼿に取りやすい位置を
ゴールデンラインと呼びます。
ここに主⼒商品や売れ筋商品、季節商品などが
置かれるので、ここにどのような商品が置かれているか、
商品のパッケージデザインや味(抹茶味など)の流⾏りなども
⾒ていくと世の中の動きを感じることができます
定点観察で⽬にした物事に対して「なぜ・・・なんだろう」
という疑問を持って観察を続けていくとその背景が⾒えて
くることがあります。
今は、様々な職業や職種の⽅に、企画⼒が求められます。
観察対象はお店だけとは限りません。例えば、観光地での過ごし⽅、
バス内での過ごし⽅等。
定点観察で⾒えてきたことは、企画のヒントになることが
多いのでおすすめです。