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第77回 猫に学ぶビジネス哲学

週末、にゃぶろうとラグビーW杯の日本vsアイルランド戦をテレビ観戦した。

日本は強豪アイルランドにつけられた点差を後半見事に逆転。

勝利の瞬間をテレビの前で喜んだ。

 

 

明らかに強い相手から勝利することをジャイアントキリングと呼ぶ。

ジャイアントキリングが人々の心をつかむのは、そこに物語、ストーリーを見出すから

ではないかと思う。今日はストーリーについて考えてみたい。

 

ストーリーが人の心に大きな影響を与えることは、みんな経験的に知っていると思う。

スタンフォード大学の研究によると、ストーリーは、単独の事実や数字を覚えるよりも

最大22倍も覚えやすくなるのだという。そのため、ビジネスの世界でも会社はイメージ

やブランドを人々に認知してもらいたいとき、ストーリーの力を活用する。

 


ストーリーの力を借りて情報発信する大きな目的の1つは、共感や信頼を得ること。

共感や信頼が架け橋となって、その会社の商品やサービスが選ばれる。
ストーリーで伝えるべき最も大切なことは、価値観。例えば、洋服をつくるとき、

どのような基準で素材を選び何を大切にしてどのような工程で作られているのか

ということを伝えることで、そこに共感と信頼を感じた人に商品は購入される。
そんな視点で、世の中の様々な商品やサービスに関するストーリーを覗いてみると、

その会社が大切にしている価値観に触れることができるかもしれない。

価値観が合致する売り手と買い手が出会うことは、どちらにとっても

幸せな関係の始まりとなるだろう。