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第72回 猫に学ぶビジネス哲学

「仕事から離れると、仕事が進む?」

 


この夏、人前でお話する機会が多く、資料作成の締切と戦っていた。

煮詰まるたびに、視界の端に気持ちよく昼寝するにゃぶろうの姿が。

気持ちよさそうな寝顔につられて席を外してイカンイカンとデスクに

座り直す日々。誘惑に適度に勝ったり負けたりしつつ資料も完成し

役割も全うできた。

 

 

 

今まで、計画的に仕事を進めようにもアイディアが煮詰まり先に進まない

こともあったが、実は今回の資料作成、にゃぶろうと遊んだことで煮詰まりから

解放されることが多かった。

 

今後は、仕事の合間に遊ぶこともスケジュールとして織り込むべきなのだろうか。

 

心理学者のアダム・グラント氏によると、創造性を発揮するためには、

仕事は早めに着手し、締切は先延ばしするのが良いのだという。

 

 

例えば、レオナルド・ダ・ヴィンチは、モナリザを完成させるために

10年以上の歳月をかけた。何度も試行錯誤するための時間をとり、さらに

制作から離れる時間を意図的に作ったことがポイント。

 

著名な経営者にも、仕事から離れる時間を大切にしている人がいる。

マイクロソフトの創業者のビル・ゲイツ氏は、毎日仕事から離れる時間を作ったり、

年に2週間、誰にも会わない期間を作っている。多忙な毎日から離れ、静かに

読書したり考える時間に充てているそう。

 

共通するのは、仕事に没頭する時間を持った上で、そこから少しの間離れる。

そして再び仕事と向き合う時間を作っている点。

 

期間を要する切替方法は準備が必要だが、映画監督のウディ・アレン氏の

ようにインスピレーションを得るために度々シャワーを浴びて切替える人
もいるようだ。試行錯誤して、自分なりの切替方法を見つけることが

できれば良いと思う。