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ぐうたら塾-③

今月、この時間は、神戸で「ぐうたら塾」という試みをされています

キャリアコンサルタントでライフシフト・パートナーの、

飯鉢仁弥(いいばち ひとみ)さんにお話を伺っています。

 

恐らく、今ラジオを聞いていらっしゃる方の中には、

「ぐうたらする時間を持つ?」

「出来る事ならそうしたいけれど、自分には出来ない。」

「だって、夏休み中の子供たちの面倒を見ないといけない」

「年をとった親の介護がある」

そういった様々な事情で、ぐうたらする時間を持ちたくても、

持てない方もいらっしゃると思います。

 

 

もし、そういった今置かれている状況を

「そうしなければならない」

「そうするしか選択肢がない」と苦しく、思われている方がいたら、

まずは口に出して

「今のこの状況は、私が望んでいる」

「私がこれをやりたくて、やっている」

と口に出していってみて下さい。

それだけでも、大分気持ちが楽になると、飯鉢さん・・仰っていました。

 

飯鉢さん)たとえ今の状況が「させらている」「しなければならない」と、

本心では嫌だと思っている状況だとしても、「私はこの状況を望んでいる」

「これをやりたいんだ」と声に出して言ってみると良いと思います。

 

例えば「子供との時間を大切にしたいと、きっと今の私は思っているんだ。」

「今、私は、お母さんのお世話をやりたいのかもしれないね。」

そんな風に、声に出して言ってみると、少し心が楽になるかもしれません。

 

この本心は辛いと思っていても、「今のこの状況は自分が望んでいる状況」

「自分がやりたくてやっている」・・そう自分に言い聞かせる事で救われた経験が、

飯鉢さんには、実際あったそうです。

 

飯鉢さんが親御さんの介護・看護で大変だった時の実体験なんです。

 

飯鉢さん)私にも、親の介護・看護をしていた時期がありました。

身動きが取れず、プライベートの時間も持てない中、旅行サイトを見て

「あぁ、旅行に行きたい」「でも今は、とてもじゃないけど無理」と思いました。

ただ、一方で「本当に無理なのかな?」とも思いました。

恐らく、一時的に誰かに見てもらうとか、手だてとしてはある。

それでも、私は親を置いて、旅行に行く事を選ぼうとしない。

つまり、今、親の側にいるのは、私が自分の意思でそれを選び取っているんだと

・・思いました。

 

こんな風に「私の意志とは関係ない状況に、流されてしまっている」

と思うのではなく

「私は自分の意思で、今の状況を選んでいるんだ!」と思う事で、

心が軽くなって、力が湧いてくるのを、私は感じたんです。

 

という事で「ぐうたらしたくても、自分にはどう考えても、今そんな時間はない」

と辛く思われている方。良ければ、まず、たとえ本心とは違うとしても

「これは私が望んでいる事」と声に出して言ってみて下さい。

すこし心が楽になるかもしれません。

そして、もし声に出して、より辛くなったという方がいたら、

・・それは、あなたの心が限界を迎えている証拠です。

どうか「周りに甘える努力」「誰かに頼る努力」をするようにして下さい。

 

来週は、こういった甘える勇気を持てたら・・どんないい事が待っているのか、

飯鉢さんのお話をご紹介したいと思います。