浦添市にある株式会社沖縄ダイケンにて経営企画部の石川尚吾さんにお話を伺いました。

Q:沖縄ダイケンはどういった会社ですか?
離島を含む沖縄県全域の商業施設・公共施設、ホテル、ビル・マンションなど、様々な建物のメンテナンスを行っています。
ビルメンテナンスとは、建物の価値を維持向上させるための清掃や、設備管理、環境衛生、警備業務など、多岐にわたるサービスを提供してます。
従業員数は1800名ほどで、メンテナンス等をご契約いただいている
お客様は500ほどで、実際に現場数とさらに増えます。
「あたりまえのいつもから 感動するいつもへ」というがあります。
沖縄ダイケンが「大切に思っているもの」は、
私たちが毎日当たり前に過ごしている場所が、「いつも通りにあること」なんです。
例えば、
蛇口をひねれば、水が出てくる
スイッチを押せば、電気がつく
道にごみが落ちてなくて、きれい
こんなことって、普段は空気みたいに当たり前すぎて、あんまり意識しないですよね。
でも、もし急に水が出なくなったり、電気が止まったりしたら、すごく困るはずなんです。
沖縄ダイケンは、まさにそんな「当たり前にある『いつも』」を支えている会社でありたいと思っています。
たた、それだけではなく、私たちは、その「当たり前」の上に築かれる、人々の心の豊かさにも貢献したいと考えています。
例えば、
友達や家族と、安心して笑顔でいられること
仕事や勉強が円滑に進み、毎日が「楽しいな」「充実してるな」って感じられること
沖縄の美しい景色を見て、心が癒されたり、感動したりすること
つまり、人々が心を動かされるような、日常の中にある大切な体験や瞬間も守りたいと思っています。
なぜなら、「当たり前」がしっかりと整っているから、安心して過ごせ、そこから感動や幸せを感じられるからと考えています。
この「当たり前」を盤石にすることで、みんなが感動できる幸せな毎日と、明るい未来を実現しようとしている会社です。
Q:どのようなDXを進めているのですか?
苦労した点は、どの会社さんも一緒だと思うのですが、
経営層の理解不足や
現場のコミットメント不足
人材不足、
レガシーシステムの刷新、
新たなコストの出現だと思います。
でもやはり、一番苦労した点は、
「DXは単にデジタル化すること」という誤解を、「デジタル技術を使って、ビジネスモデルとか働き方を変える事」ですよー と理解してもらうことです。まあ、今も苦労してますけど(笑)
それを理解してもらわないで、「DXするぞー」と、システム導入して、どこかの部署が良くなっても、他の部署やお客さんに、負担を強いても本末転倒なので、
近江商人の三方よしではないですが、「お客さんよし」「現場よし」「環境よし」「経営者よし」「システム担当者よし」「働き方よし」「未来よし」など、たくさんの「よし」が重なるように考えてます。
3年ほど前に東京の展示会に行った時からBtoBインフォマートさんを知っていて、良いなぁと思っていたのですが、やはり沖縄の地と東京は、距離的に離れているので、伴走的なサポートが薄くなってしまうかな?と思っていました。そうこうしていると、タイミングよく、インフォマートさんが沖縄で、ゴリラコーポレーションさん司会のイベントをされていて、そこで様々なサービスと沖縄進出を聞いたのが、具体的に導入したきっかけです。(かみなしと水筒)。 導入前も導入してからも、親身に、きめ細やかなサービスをしていただいて、すっかり信用しています。
Q:DX導入で新しくできた時間(費用)をどのような形で活用されていますか?
恥ずかしい話ですが、わたしは24時間働けるか?問われてきた世代なもので、今まで時間や費用といった考えがあまりなかったのが本音です。
しかし、DXを導入していく中で変わりました。
例えば、請求書1つ郵送するのに、郵便代、紙代、印刷代はもちろん、請求事務をされている方の手間ひま、環境への負荷などを考えられるようになったことが一番かもしれませんね。
以上、お話は沖縄ダイケンの石川尚吾さんでした。
