・小学校の頃からラジオが好きで、当初はAM放送、後にFM放送へと親しんできました。
最近のFM沖縄は音楽だけでなく「おしゃべり」を楽しめる番組も増えていますが、
やはりFMならではの音の良さを活かした音楽メインの番組作りを大切にしてほしい
と感じています。
特に『真栄原ミュージック』のような、リスナーの期待を超える意外性のある選曲は
非常に面白い試みです。リスナーが何を求めているのかを探り続けることは大変ですが、
これからはゆったりとした気持ちで意識せずに聴けるような番組作りにも期待しています。
・8年間の審議会を通じ、島袋委員長から的確な番組審議のあり方を学びました。
かつてはラジオで夜更かしをしていた世代ですが、現代の若者がスマホで夜更かしを
する時代において、ラジオの存在意義が改めて問われていると感じます。
SNSが台頭しメディアが多様化する中で、ラジオ独自の個性が試されていますが、
若者向けの番組がスポンサーに評価されるなど、ラジオが持つクリエイティブな
エネルギーや発信力は今も変わらず強力であることを再認識しました。
・委員として3年間、各番組を聴き込むことで多くの発見がありました。
自身のビジネス経験からも、ラジオ番組(Fine!)への出演が経済的な効果や
信頼に繋がることを実感しています。番組内容では、特に『blank』のような
音楽的なセンスが良く、高度な構成を持つ番組に沖縄の未来の一つの方向性を
見ました。
新聞やテレビと同様、ラジオに出演しているという事実は社会的な信用を与えてくれる
ものであり、沖縄の文化を代表するメディアとしての影響力を今後も維持してほしいと
願っています。
・1995年に沖縄へ来て以来、FM沖縄の音楽性の高さに親しみを感じてきました。
劇場の仕事を通じて、ラジオでの告知が20代を中心とした若い観客層の増加に
直結した経験があり、その影響力の大きさを痛感しています。映像にはないラジオ
特有の「余白」に魅力を感じており、それが現代において逆に新しさとして受け入れ
られているのではないでしょうか。今後はクラシックや沖縄芝居、民謡など、
アーカイブと新しい才能を融合させたジャンルの競合や発展にも期待しています。
・タレント育成の立場から、他委員の鋭いコメントに常に緊張感を持って
参加してきました。ラジオはテレビと違い、出演者が情報をベースに流行を捉え、
常にインプットしたものを独自の感性でアウトプットするという、職人技のような
素晴らしい仕事だと痛感しています。
最近の若手出演者のスキルの高さには驚かされますが、彼らを育てる側としても、
この審議会で得た視点は非常に勉強になりました。
・2018年から約8年間、沖縄のラジオ文化の深さを肌で感じてきました。
沖縄では生活の中にラジオが深く根付いており、ベテランパーソナリティが
長年変わらぬ安心感を届けている点が非常に印象的です。
番組作りにおいては、20代女子といった大きな括りではなく、
「自分が本当に届けたい特定の個人」に刺さるような濃いコンセプトを
突き詰めることが、結果としてradiko等を通じた広がりを生む鍵になると
考えています。
また、制作現場や管理職において、より多くの女性が活躍する会社になることにも
期待しています。
・映像演出の立場から、ラジオ番組の構成や演出の確かさに感銘を受けてきました。
昨今、AI音声や演出の甘い音声コンテンツが増える中で、FM沖縄の番組が持つ
「しっかりとした演出・構成による安心感」は、リスナーにとって大きな付加価値
です。かつてFM沖縄が制作した『ミュージックカンブリア』のように、
音楽とラジオの力を通じて沖縄のアーティストを育て、県民に強い影響を与える役割は
今後も重要です。
短い時間でポイントを伝える構成力や、時代に合わせて才能を育てる力を
今後も守り続けてほしいと思います。
などの意見が出されました。