龍崎
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東京でバスガイドをしていた頃の話です。
研修を終え1年生ガイドで乗務にもまだ全く慣れてなく緊張しまくりの頃に
ある団体様を担当することになったんです。ただでさえ緊張してる私なのに・・・
その団体様というのが、見るからに怖いお兄様方という感じで・・
まさにその関係の方だったんです。
最初の挨拶をするマイクを持つ私の手はブルブル震えてしまい、
悟られたらそれもまたヤバそうで怖いのと、緊張とで少し泣いてしまった私です。
1日だけのツアーだったのですが、なんとその団体様、沖縄の南部からの
お客様だったんです!私の名字やなまりなどで同じ沖縄出身ということもあったのか、
それからは話も少しずつ弾みすごく優しく接してもらい、たどたどしいやら間違ったりやら
と、まだ未熟な私の案内にも怒りもせずにいつしか私の緊張も解けていきました。
夕方、都内のホテル迄お送りしたんですが、あっという間に1日が過ぎ、
仕事を終えて寮に帰った私は安堵感からでしょうか、ぐったりでしばらく立てずにいたのを
今でも覚えています。何分かしてようやく 「あ〜お腹すいた〜着替えなきゃな〜」 と、
ダラダラと今日の分の 『寸志』 を開け中身を見てもうびっくり!!
当時私が勤めていた東京の会社は、ツアーの案内ごとに毎回いくらかの寸志
(チップのようなものでしょうか?)をもらう決まりみたいなものがありました。
その日もまぁいつもの金額ぐらいだろう〜と軽い気持ちで封を開けると
3万円包まれていたんです。もうとにかくびっくりで、相手が相手だけに
何かの間違いだろうと思い、すぐにその足で事務所の配車係の担当の人に
返しにいったんです。事務所の係りの人も至急連絡を取ってくれたんですが、
そのお金は間違いなく私にということだったそうです。
同じ沖縄出身で、上京後まだ慣れない私に同情してくれたのか、
頑張りなさい!という意味の気持ちだから受け取りなさいと会社の人にも言われ。。
私ひとり使うのがちょっと恐かったので同期の子たち全員で夕食を食べに行きました。
その後、お礼を言う機会もなくなんとなく気にはなっていたのですが
あれから17年も過ぎてしまいました。あの時はどうも有難うございました〜!
★7/26採用 |