|
子供の頃から 「へんなくしゃみ」 と言われてきた。
母は 「もっと普通に、思い切りよくしなさい」 とまで言う。
普通にと言われても、生まれた時からしているものを、どのように変えたらいいのか分からない。
ということで、あるがままにしていた。
何故そんな話をしたのかというと、先日取材で北海道に行ってきたのだが、
飛行機の中で突然くしゃみが出た。 私にしてはいつも通りのくしゃみである。
そうしたら、隣に座った男性が首を 「クルッ」 と90度に回して、まじまじと私を見た。
その表情は 「びっくりしたなぁ。もう!」 という昔のギャグが出てきそうな驚きの顔だ。
彼の素早い正直な反応に一緒に行った久場公代さんはそばで必死に笑いをこらえている。
それが分かるので、私も笑いをこらえるのが大変だった。
今思えば、あの時その男性に 「ヘンなくしゃみでしょ。」 と言えばよかった。
そしたら、一緒に笑えたのに。
都会の人は見ないふりが上手だ。特に大人は不躾に人を見ることがない。
スマートなのかもしれないが、今回のお隣サンの正直な反応は新鮮であった。
そんな出来事を職場で報告すると、私のくしゃみを知っているだけに、みんなは大笑い。
そんな中で、レコード室のTさんが
「私も入社した当時、初めて多喜さんのくしゃみを聞いたときはびっくりしたけど、
まわりのみんなが聞き流していることに、もっと驚いた」 と言った。
そんなにおかしいばー?シテ、生まれた時からこんななのに・・・
|